カルマ(業)は仏教では行動だけではなく、考えたこと、口にしたことも全て自分が原因とし、それに従った運命を歩まなければならないというような意味です。
宗教も結局人(エゴ)が創り出した観念でありますが、全ては自分が作り出しているという点は私もそう思います。
輪廻もそうです。
生まれ変わりを繰り返し、魂を成長させる。魂が成長したら解脱する、という思想です。
これも人間が作り出したストーリーです。
ちなみに私はカルマ・輪廻を信じてません。というかありません・・・
昔、疑問に思ったことがありました。
この世界では自分が死んだら未来(来世)で新しく生まれるというのはどうやって証明すればいいのだろう、しかも未来に行くとなぜ言い切れるのだろう。
もし輪廻が存在するとしても未来ではなく、私たちが思っている過去(江戸時代とか紀元前100年前とか)でもあり得るのではないか?
それもどうやって証明するのだろう、そもそも輪廻やカルマとは存在するのだろうか、、、と。
(世界五分前仮説というのもオカルトでありますよね、とても面白いので気になる方はググってみてください)
これを考え出してから私はカルマや輪廻というものは一つの概念、想念として捉えるようになりました。
どんなに考えても今この瞬間にはカルマや輪廻は存在せず、ただ私が在るということしかできないからです。
スピリチュアルの中の解釈
スピリチュアルでいうカルマや輪廻はとてもルールが厳しいような気がします。
※全てのスピリチュアルの方を言っているわけではありません。
・善の行いをしなければ幸せになることはできない。
・前世で悪い行いをしてたから今苦しい状況である。(前世だけじゃなく、今世の昔でも)
・前世と現世は繋がっているからこのカルマを抜け出すことはできない。
カルマや輪廻という想念は過去または未来に意識を向けており、今ここに意識がない状態です。
それらに縛られ現状を自分が創造主だと認めず、カルマや輪廻・エゴが作り出した一つのルールのせいにして生きています。
二極の存在
そしてこれらの考えは根底に「善が良い(プラス)」と「悪は悪い(マイナス)」という二極が存在しているからです。
私たちがこの二極から意識を戻すためには現状を善と悪で判断しないことです。
判断するから二極(自分と世界の分離)が生まれるのです。
現状を「状態」として俯瞰して観ることです。
カルマや輪廻のせいにして今を想念に縛られて生きるのはやめてください。
私たちには「今この瞬間」しかありません。
あなたがあなたとして今に生きるためにカルマ、輪廻、(あっあと前世とか)関係ありますか?
コメント