幸せを感じられない人は自分はかわいそうな人間だと思い込んでいます。
思い込んでいるのは過去の出来事・経験から思考がただ判断しているにすぎません。
その過去に縛られた思考のまま今を生きている人です。
過去のストーリーに依存しているのに気づかずずっと物語を語っているだけなんです。
物語を語り続けるということは過去の依存から抜け出すことができません。
今この場所には過去は存在できません
記憶(思考)が過去ー現在ー未来を繋げます。
現在というのは過去の延長線上にあると「思い込んでいます」。
しかし、過去も未来も“今”というこの場所に存在することはできません。
それなのに過去に縛られている人は自分で自分にロープを巻きつけていることに気づきません。
誰かに自分のことを話すとき、なんの疑いもなく過去の自分を話し、それに基づいて自分が成り立っていると説明します。
そのストーリーは今も、そしてこれからも続きます。
過去というのは実は思考が創り出したものです。
今には過去は存在することができませんので、ないものに依存する必要はないのです。
いじめを受けた経験や、アルコール中毒や、親からのDVで育ったとして、それらを環境(自分以外のもの全部)のせいにして今の自分を過去に縛り付けて不幸を感じながら生きていくのに一体なんの意味があるのでしょうか?というか意味はありません。
ないものに依存する必要はありません。縛られる必要はありません。
ストーリーを作り続ける必要はありません。
いじめの過去と今この瞬間はなんの関係もありません。
20分前から呑んだくれているアル中も今この瞬間なんの関係もありません。
DVされて育ったとしても今この瞬間なんの関係もありません。
どんな過去があるとしても今あなたは全く新しいあなたでしかありません。
過去に依存して今ある幸せに気づこうとしないことは過去に起こったであろう出来事よりも自分を苦しめています。
本当はここに幸せがあることは誰もが知っているのです。
でも怖いだけなのでしょう。気づいてそこにい続けることができるのかと不安になっているだけです。
あるいは自分を過去に苦しめた人に復讐してからじゃないと幸せにならないと決めているか。
でもそれも過去のストーリーに依存しているので全く意味を持ちません。
それらは今ここに必要ありません。
復讐してから幸せになるのではなく、誰かと比較をしてから幸せになるのではなく、勝手に幸せを感じて下さい。
ここにはもう何もないのですから。
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